同じ目線

今日は一年で一番月が大きく見える日だったらしく、外に出て月を見た。もっと晴れてたら彗星も見えたのかな。私は宇宙天体あたりの知識を覚えるのがすごく苦手(なのと同じくらい興味があるから厄介)だから、思った疑問にすぐ答えてくれる人がいるのは助かる…

収まり

時間が空きました。あれから同居人のコロナは後遺症もなく無事完治。落ち着いたあとはイ・ランのライブや、友達がやってるバンドのライブを見に行った。私は肯定されていて、彼らは肯定していると伝わって、すごく良かった。 8末〜9月で読み終わった本は ・…

平たい床

同居人がコロナになって一週間、なんとかまだうつらないでいる。完全隔離なので家事と消毒の日々、心が疲れているだけなので筋トレはいつも通りにやる。やらないともっと疲れるから。 一週間でこんな疲れるなら、日々介護をしてる人はどれだけ疲れてるんだろ…

フォアの愛、ナオカオの優しさ

アン・ファディマン「精霊に捕まって倒れる 医療者とモン族の患者、二つの文化の衝突」を読んだ。1980年代のアメリカ、ある日モン族のリア・リーという女の子が救急で運ばれ、てんかんと診断される。一方モン族の両親はこれをカウダペ、「精霊に捕まって倒れ…

シュシュア

試験勉強の日々。平日は朝起きて1時間リスニング、仕事終わって家事を終えて1時間、調子が良ければ1時間半。調子が悪い時は1日で30分も出来ているか怪しい。あともう少し! その間に劉慈欣「三体 II黒暗森林」上下、「III死神永生」上、アン・ファディマン「…

皮膚を剥がす

私は⚪︎⚪︎だとカテゴライズするのが怖い。自分のテリトリーを決めてしまうことで、その中にいない人を無意識に敵にしてしまう可能性があるから。 頭の中で他人に対する先入観や決めつけが浮かぶ度に、無意識の思考を塗り替えるのはなんて難しいことなんだろう…

思い出たち

先日友達と渋谷で集合して、ずっと気になっていた「墓泥棒と失われた女神」を観に行った。道中友達の乗っていた電車が止まってしまって、二人で映画を諦めるか、いや何時に着きそうだ、いややっぱり諦めようみたいな感じのやりとりをしてずっとどきどきして…

ひっくり返してやる

マリアーナ・エンリケス「寝煙草の危険」、ジェシカ・ノーデル「無意識のバイアスを告白する」、アンディ・ウィアー「プロジェクト・ヘイル・メアリー下」を読了。この3冊本当に良かった。 「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は1ページ目からぐんぐん入り込…

転がる

津野香奈美「パワハラ上司を科学する」、高島鈴「布団の中から蜂起せよ アナーカ・フェミニズムのための断章」、リカルド・アドルフォ「死んでから俺にはいろんなことがあった」を読む。「パワハラ上司〜」は特に良かった。 どのような環境・価値観だと生ま…

山口旅行記

山口の旅行に石田夏穂「ケチる貴方」とルシア・ベルリン「掃除婦のための手引き書」を持っていく。どちらも面白くて少ない泊数のあいだに読み終わった。特にルシア・ベルリンの波瀾万丈さを生活圏外で読めたことは嬉しい。 8年ぶりの山口。タクシーの運転手…

姉妹の行方

ドライブマイカーで濱口竜介の脚本にいたく感動して、本編と隣り合わせで演劇として進んでいく「ワーニャ伯父さん」を二冊借りる。一冊は浦雅春訳、もう一冊は自分の不届でやっと借りられた小野理子訳。ドライブマイカーで使われていたのは浦雅春訳のほう。 …

安心はあるが救いはない

読書と映画記録。 4月はアンディ・ウィアー「プロジェクト・ヘイル・メアリー上」、太田ステファニー歓人「みどりいせき」、森山至貴/能町みね子「慣れろ、おちょくれ、踏み外せ」、皆川博子「悦楽園」、チェーホフ浦雅春訳「ワーニャ叔父さん/三人姉妹」、…

同じ人間の変わるさま

新宿西口から地上に出れなくて数十分彷徨う。友人二人に会えて嬉しかった、今度は四人で。安心してずっと笑えて本当に楽しい。皆悩みながら生きている。

ループ

チェーホフ「ワーニャ伯父さん」小野理子訳、予約したはずなのになぜか出来てない。これで3回目。図書館に他の本を取りに行って家に着いた時、そういえば今回受け取らなかったかな…まさか!って確認するとやっぱり予約してない。したつもりの自分に嫌になる…

お守り

2月末にグロムス腫瘍の手術をして右親指の2/3を抜爪。1ヶ月経った今は患部に物が当たらなければ家事もできるようになった。 本当に爪生えてくるんだろうか? これで気力を削られたみたいで今も本調子ではない気がする。(何かに対してやる気が満ち溢れるみた…

同居人が怪我をして救急で運ばれる朝。もしウォーキング中反対方向に歩いてたらすぐ気付けたのに、とない過去を思う。もしそうだったとしても、血だらけの姿を見たら卒倒したに違いない。 私は抜爪と縫合部分が痛くて家事がほとんど出来ないし、二人で怪我(?…

茶柱を寝かせる

繁忙期が始まった。今の仕事は決まった時期にあるのではなく、朝outlookを見て異常な数が来ていたらその日から忙しくなるから分かりやすくて憎たらしい。 ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ 忙しさや手術のことを考えると中々気持ちは上がらないけど、ピンちゃんの…

闘争、逃走、凍りつき

あれから読んだ本。 イラン・パペ「パレスチナの民族浄化」、アダム・オールサッチ・ボードマン「ゴーストの歴史」、柴田聡子「きれぎれのダイアリー」、ミン・ジン・リー「パチンコ 下」、カミーユ・エマニュエル「跳ね返りとトラウマ そばにいるあなたも無…

2024/2/5

先が見えないまま続けてたから、こうやって結果が出ると本当に嬉しい。良かった。 プーマの時も「無理だと思ってた」と言われた。無理だと思ってやらないのと、無理だと思いつつもやり続けるのはやっぱり大きく違ってくると思う。 日本経済新聞「伊藤忠、イ…

知ってる声、知らない場所

1月、友人が初監督した短編映画がノミネートされたので高円寺まで観に行く。小学生からの友人で数年に一度会うくらいなんだけど、思春期ならではの大嫌いになって大好きになった過程があるので会えた時の安定感が大きい。 この映画制作に音楽で携わらせても…

思い出した!

自分の琴線にビリビリ触れて魂が揺さぶられた時、「痛い痛い!」って声に出すくらい心臓が痛くなることがある。 音楽だったらエレカシ、andymori、エコー&ザバニーメンを聴いたとき。文章だったら千野栄一先生や武田百合子のエッセイを読んだとき。一回目と…

目で見ることばで話をさせて

先日情報保障について勉強する機会があった。 情報保障とは、年齢や障害の有無等に関係なく、誰でも必要とする情報に簡単にたどり着け、利用できること。 引用先:ハートシティ東京 https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/tokyoheart/jouhou/index.html 最近…

風にそって

直近1ヶ月で読んだ本は洪愛珠「オールド台湾食卓記」、ぺ・スア「遠きにありて、ウルは遅れるだろう」、ガッサーン・カナファーニー「ハイファに戻って/太陽の男たち」、キム・チョヨプ「この世界からは出ていくけれど」。 実家に帰って、「てぶくろ」「ぞう…

ジクジク

最近は頭の中に重い空白が居座って、あまり物事を考えられない。もっと色んなことに目を向けて精力的になりたいのに、思考が止まってその先にいかない。 その時々で感じた悲しみや怒りも適当に放って、向き合うんじゃなく時間に任せるようになった。良くない…

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何も書かないと何も考えないようになる。世界は恐ろしく偏っていて救いは望めないが、それに囚われることで自分の思考を止めたりしないように。